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マーケティングに必須! 7つのデータ分析方法とは

マーケティング施策を考えるうえで、データを活用した分析は必須です。
自社が置かれている状況や強み・弱みなどを正確に把握できれば、最適な戦略を練ることができます。

そこで、マーケティング施策を検討するのに役立つ基本的な分析方法をご紹介します。

具体的には、環境分析(PEST分析、ファイブフォース分析、3C分析、SWOT分析)、市場選定(STP分析)、戦略最適化(4P分析、4C分析)の7つをご紹介します。
ビッグデータ検索サービス「beInsight」を活用したデータ分析イメージ

PEST分析(マクロ環境)

PEST分析とは、自社では統制できない外部環境を分析する方法です。
マクロな視点から外部環境を4つ(政治・経済・社会・技術)に分け、世の中の変化や市場の機会・脅威を見出すためによく使われます。

  1. Political(政治)
  2. Economic(経済)
  3. Social(社会)
  4. Technological(技術)

1 Political(政治)

政治、法律、法改正、条例、税制など。

2 Economic(経済)

経済成長、景気、為替、株価、金利、消費動向など。

3 Social(社会)

人口動態、世帯、文化、ライフスタイル、流行、宗教など。

4 Technological(技術)

IT活用、イノベーション、新技術、特許など。

ファイブフォース分析(業界環境)

ファイブフォース分析とは、業界内の競争に関わる要因を5つに分類し、それぞれの力の強さや関係性を明らかにするものです。
これにより、業界の競争状態や収益性がわかります。

  1. 新規参入の脅威(外的要因)
  2. 代替品の脅威(外的要因)
  3. 競争企業との敵対関係(内的要因)
  4. 買い手の交渉力(内的要因)
  5. 売り手の交渉力(内的要因)

1 新規参入の脅威(外的要因)

参入障壁、初期投資額、流入経路、製品の差別化など。

2 代替品の脅威(外的要因)

代替品の性能・価格、顧客の費用対効果、スイッチングコストなど。

3 競争企業との敵対関係(内的要因)

業界内の企業数、市場占有率、成長スピードなど。

4 買い手の交渉力(内的要因)

買い手(自社の顧客)の寡占度、購入量、自社のブランド力など。

5 売り手の交渉力(内的要因)

売り手(供給業者)の寡占度、自社の重要性、製品の普及率など。

3C分析(市場環境)

3C分析とは、顧客・競合・自社の3つの視点から、自社を取り巻く市場環境を整理します。

解釈や意見ではなく事実情報のみを扱い、KSF(Key Success Factor=成功要因)を導き出すのによく使われます。

  1. Customer(顧客)
  2. Competitor(競合)
  3. Company(自社)

1 Customer(顧客)

顧客のニーズ、市場規模、市場の成長推移など。

2 Competitor(競合)

直接的・間接的な競合、競合の強みや弱み、市場のシェア率など。

3 Company(自社)

自社の業績、強みや弱み、市場のシェア率、市場のポジションなど。

SWOT分析(機会・課題の明確化)

SWOT分析とは、市場機会や自社課題を明確にするための分析方法です。
これまで集めた事実情報を、プラス要因(強み・機会)とマイナス要因(弱み・脅威)に分けて、自社に合ったマーケティング戦略を策定します。

  1. Strengths(強み)
  2. Weaknesses(弱み)
  3. Opportunities(機会)
  4. Threats(脅威)

1 Strengths(強み)

競合と比べて競争優位性のあるもの(技術、ノウハウ、ブランド力など)。

2 Weaknesses(弱み)

競合と比べて自社に不足しているものや苦手なもの(技術、ノウハウ、ブランド力など)。

3 Opportunities(機会)

自社にとってビジネスチャンスになりうるもの(法改正、市場の変化など)。

4 Threats(脅威)

自社にとって脅威となりうるもの(競合の動き、新規参入など)。

STP分析(市場選定)

STP分析とは、市場を細分化して自社が競争優位を持てるポジションを分析する方法です。

  1. Segmentation(セグメンテーション)
  2. Targeting(ターゲティング)
  3. Positioning(ポジショニング)

これまでの環境分析のデータをもとに、自社がターゲットとする顧客や提供する価値、競合との差別化を明確にします。

1 Segmentation(セグメンテーション)

人口統計、地理、価値観、行動特性などで市場を細分化する。

2 Targeting(ターゲティング)

細分化した市場の中から、どの市場や顧客をターゲットにするか決める。

3 Positioning(ポジショニング)

標的市場における自社の立ち位置を決め、競合との差別化を図る。

4P分析(売り手視点)

4P分析とは、これまでに明確化したマーケティング戦略を、より具体的にするための分析方法です。

どんな製品を、いくらで、どこで、どのように売るかを企業目線で分析します。

  1. Product(製品)
  2. Price(価格)
  3. Place(流通)
  4. Promotion(販促)

1 Product(製品)

名前、機能、品質、特徴、デザイン、保証など。

2 Price(価格)

価格設定、利益率、値引きの可否、支払い方法など。

3 Place(流通)

販売場所、在庫、流通経路、問い合わせ方法など。

4 Promotion(販促)

DM、チラシ、イベント、キャンペーン、口コミなど。

4C分析(買い手視点)

4C分析とは、顧客目線でマーケティング戦略を具体化する分析方法です。
企業目線の4P分析の要素を、顧客に落とし込んだ言葉に置き換えることで、より効果的な施策立案が期待できます。

  1. 顧客価値(Customer Value)
  2. Cost(経費)
  3. Convenience(顧客利便性)
  4. Communication(コミュニケーション)

1 顧客価値(Customer Value)

顧客が製品を使うメリットはなにか、どんな問題を解決できるかなど。

2 Cost(経費)

顧客が製品を入手するまでの時間や交通費など。

3 Convenience(顧客利便性)

製品入手までの経路、購入しやすい場所など。

4 Communication(コミュニケーション)

双方向のコミュニケーション、コミュニティ形成など。

分析をするうえでの留意点

マーケティングのデータ分析をするうえで注意したいのは、穴埋め的にデータをそろえて満足してしまうことです。

データを収集・分析するからには、なにかしらの目的があるはずです。
しかし、いつのまにかデータを埋めることが目的にすりかわっているというケースは少なくありません。

なんのためのデータ分析なのか、ゴールをしっかり見据えたうえで分析を行いましょう。

まとめ

マーケティング施策を考えるうえで、代表的な分析方法をご紹介しました。

自社が置かれている環境を分析し、適切な市場やポジションを選定すれば、最適なマーケティング施策を練ることができます。

データをそろえるだけでなく、それらをしっかり分析して得たヒントや知見を、自社のマーケティングに役立てていきましょう。