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単語発見ファイルVol4「バイトテロ」(2019年2月10日~2月16日)

単語発見ファイルとは

「単語発見ファイル」の連載では、ソーシャル・ビッグデータの検索ツールbeInsightの単語発見機能でみつけた、気になる単語をご紹介します。

単語発見とは

今後流行りそうな何か」や「特定の人たちに熱狂的に支持されている何か」の発見を支援する機能です。Twitterの投稿内容を自動分類し、分類されたカテゴリごとに話題指数が大きい単語をランキングで表示します。
この機能で、各種キャンペーンやプロモーションに活かせるようなブームの兆しを見つけ、早期に対策を打つ、といった使い方をオススメしています。

2019年2月10日~2月16日の話題単語

「バイトテロ」

当然といえば、当然のように「バイトテロ」なる新語が急浮上してきた。この単語はwebilo辞書の新語時事用語辞典に登録されていたので、その説明を引用する。

アルバイト店員が勤務中に悪ふざけし行為をし、その様子を撮影してSNSなどに投稿することで、店のモラルが問われる事態となり、当の店舗や企業に深刻なイメージダウン等の損害をもたらす行為の通称。
https://www.weblio.jp/content/バイトテロ

その「バイトテロ」について、先週のツイート状況がこちら。

テレビやネットのニュースで、何度も繰り返し露出されれば誰もが話題にするのも必定だろう。被害を受けた企業は、「不適切動画」という言葉で、その対応に追われている。誰の造語かはわからないが、時と場所(企業)を選ばず、不意に起こるという事ではまさしく「テロ」ともいえる。

1994年から2001年までの間、ニューヨークの市長を務めたルドルフ・ジュリアーニは、その在職期間中に、同市の治安を劇的に改善させたことでよく知られている。彼がその根拠としたのが「割れ窓理論」と呼ばれたもの。軽微な犯罪でも徹底的に取り締まるという姿勢と体制で臨み、犯罪発生率を半減させてニューヨークは全米で最も安全な都市となったのだ*1
beInsightではある単語を登録し、一定数以上の出現でアラートを出すいわゆる「炎上監視」は可能だが、動画となると、その監視はシステムでは不可能。とはいえ、なす術がないわけでもない。
昨今は、そもそも「バイトテロ」を未然に防ぐ/再発防止をするためにはどうすればよいのだろうか、といった点でさかんに議論がなされている。面白がってアップする、または拡散させる人々に、そんなことをしたらどうなるのか?を知らせる、すなわち厳罰をもって臨めばよいのではないだろうか。実際に、そういった対応を行う事業者も出てきている*2し、そもそもスマホを持ち込めないような仕組み作りや、アルバイトの待遇アップ、教育の充実といった対応も行う事業者もあるようだ*3
他方で、バイトテロに厳罰で対応しても効果はない、とする言説も出てきている*4。「バイトテロをどう防ぐか」についての議論や意見はSNS上でも盛り上がり、反響を呼んでいる。


*1 ルドルフ・ジュリアーニ(ウィキペディア(Wikipedia))
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルドルフ・ジュリアーニ

*2 「バイトテロ」事業者が科す「厳罰」の効果(SankeiBiz)
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190213/bsd1902131935013-n1.htm
セブンにくら寿司、「バイトテロに法的措置」が止むを得ない理由(DIAMONDonline)
https://diamond.jp/articles/-/194075

*3 “バイトテロ”の深層 ~なぜ無くならない?不適切動画~(NHKクローズアップ現代+)
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4247/index.html

*4 「バイトテロ」は訴えても抑止できない、3つの理由(ITmediaビジネスonline)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1902/12/news059.html
くら寿司にセブン、バイトテロ「見せしめの法的措置」はむしろ逆効果(iRONNA)
https://ironna.jp/article/11944