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単語発見ファイルVol.10 「三分咲き」(2019年3月24日~3月30日)

単語発見ファイルとは

「単語発見ファイル」の連載では、ソーシャル・ビッグデータの検索ツールbeInsightの単語発見機能でみつけた、気になる単語をご紹介します。

単語発見とは

今後流行りそうな何か」や「特定の人たちに熱狂的に支持されている何か」の発見を支援する機能です。Twitterの投稿内容を自動分類し、分類されたカテゴリごとに話題指数が大きい単語をランキングで表示します。
この機能で、各種キャンペーンやプロモーションに活かせるようなブームの兆しを見つけ、早期に対策を打つ、といった使い方をオススメしています。

2019年3月24日~3月30日の話題単語

「三分咲き」

今年は3月21日に、東京の桜の開花宣言が出された[1]
そして先週のツイートでは、観光地、行楽地のカテゴリで「三分咲き」というワードが急上昇した。

3月中旬にもなれば、桜の開花を心待ちにし、桜が咲いた後には花が散らぬよう、風や雨を心配する。

『世の中に絶えて桜のなかりせば、春の心はのどけからまし』 在原業平

その心持は、平安の頃から現代まで日本人の心に深くしみ込んでいる。「梅は咲いたか桜はまだかいな~」で始まる明治時代に流行した江戸端唄も、冬明けぬ春を待つ心持をうまく表していると思う。

また昨日は、5月に改元が行われる新元号「令和」が発表された。
出典は漢籍からではなく史上初めて「万葉集」となった(「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」)。
ここでも詠まれたのは早春の「梅」。なんとも典雅な、趣のある新しい元号だとは感じられるのは私だけではあるまい。


  1. 東京の桜は平年よりも5日早く開花したようだ。
    2019年のさくらの開花状況|気象庁 ↩︎