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単語発見ファイルVol.17 「内気循環/外気導入」(2019年5月19日~5月25日)

単語発見ファイルとは

「単語発見ファイル」の連載では、ソーシャル・ビッグデータの検索ツールbeInsightの単語発見機能でみつけた、気になる単語をご紹介します。

単語発見とは

今後流行りそうな何か」や「特定の人たちに熱狂的に支持されている何か」の発見を支援する機能です。Twitterの投稿内容を自動分類し、分類されたカテゴリごとに話題指数が大きい単語をランキングで表示します。
この機能で、各種キャンペーンやプロモーションに活かせるようなブームの兆しを見つけ、早期に対策を打つ、といった使い方をオススメしています。

2019年5月19日~5月25日の話題単語

「内気循環/外気導入」

先週は自動車のカテゴリで、「内気循環」および「外気導入」の単語が話題になっていた。自動車のエアコンの設定に関する単語だ。
以下はそのうち、内気循環の単語推移である。

口コミ内容をみると、内気循環を辞めて外気導入にしよう、といった話題が目立つ。
話題の元を探ってみると、これらはJAFが5月21日発表したプレスリリース、『「内気循環」と「外気導入」どちらがいいの?」走行した際の車内環境の違いについて検証』と、それに関連するニュース[1]への反応のようだ。

JAFは度々、安全運転や車のトラブルに関連する検証を行い、その結果をプレスリリースで発表している[2]。今回はその活動の一環で、自動車のエアコンに関する検証を行ったようだ。プレスリリースでは以下のような注意喚起の記載がある。

市街地を内気循環で走行した場合、CO2の濃度が最大で6,770ppmとなり、疲労感の増加や注意力の低下などの症状が現れるとされる3,000ppmの約2倍とかなり高い数字が計測されました。安全運転のためにも定期的な休憩を取り、車内の空気の入れ替えを心がけましょう。

プレスリリースが発表された時期は、5月では異例の連続真夏日となる直前、今年初めてカーエアコンの「冷房」をonにする人が増えてきそうなタイミングである。恐らく、ニュースや話題にされやすいタイミングを狙って発表されたものだろう。

有益な内容やニュース性のある内容のコンテンツを作成し、プレスリリースを行うと、メディアがニュースとして報じてくれることがある。ニュースとして報じられると、一般の人にも情報が届き、SNSを通じて拡散されていく。
ニュースやSNSで話題が広がればTVや新聞などのマスメディアで報道されることもある。今回のJAFの例も、今後TVなどで取り上げられるかもしれない。
そのようにして、複数の媒体から何度も情報に触れ続けると、TVCMを流し続けた場合と同じように、「なんとなく見た・聞いたことある、知っている」人が増え、いづれは「世論・常識・当たり前」になっていく。

今回のJAFのプレスリリースは、その内容の有益さはもちろんのこと、PRの面で、自社の商品やブランドを世間に認知させたい民間企業の参考にもなる事例と言えそうだ。


  1. JAF公式サイトより
    「内気循環」と「外気導入」どちらがいいの? 走行した際の車内環境の違いについて検証 | JAF
    多数のニュースサイトがこのリリースを元にニュースを書いている。以下はその一例。
    【気になってた】車の空調の「内気循環」と「外気導入」はどちらが正解なのか? JAFが興味深いテスト結果を発表 | ロケットニュース24
    眠気誘うクルマの「内気循環」換気なしでCO2濃度は約5.5倍まで増加 | くるまのニュース
    ドライブ中のエアコン「内気循環と外気導入」どちらにすべき? | carview! ↩︎

  2. 「メディア関係者さま向け 情報まとめ」にまとめられている内容は一般の人でもわかりやすいコンテンツになっている。自動車乗りにとってためになるコンテンツが多く、お勧め。
    http://www.jaf.or.jp/profile/media/ ↩︎